シンプルライフな選びモノ

シンプルに生きるモノの選び方とたまに書考

革製品が好きなあなたへ

 

革製品が好きです

革製品は大人っぽく落ち着いた印象があって、しっくりくるので自然と持ち物に増えてきます。
今持っているものは、かばんや財布などの小物、靴などです。
具体的には3.1 Phillip Lim 31hour bagやWhitehouse coxの三つ折り財布、イルビゾンテのカードケース、JMウェストンのゴルフなどです。
手間暇を考えれば自然な価格なのですが、買うときは毎回財布と話し合いですが。


革製品の良さとは
手触りがしっとりとしていて落ち着きます。手入れしながらある程度経年変化していくと手触りもなめらかになり、ずっと触っていられます。
丈夫さで経年変化も楽しめます。小キズも歴史みたいな感じで「自分だけの物」感があるのが強みかもしれません。
伝統や昔から使われている安心感もあります。ブランドが古くからやっているとか、職人がこんな工程で作っているなどのエピソードも含めて好きです。


気をつけていること
水に弱いので、基本的に濡らさないように気をつけないといけません。うっかり濡らしてしまいがちなので、革の靴やかばんを持つときは少し緊張感があります。
湿気に弱く、カビが生えやすいそうです。自分のものではまだありませんが、実家に埋まっていた財布に生えていてなんとも言えない気持ちになりました。
細かな傷が付きやすい。これは上記の歴史感と表裏一体でそれをオリジナリティと感じることもできれば、ただの傷と捉える考え方もあり持ち主の考え方によります。
手入れがいるのは当然といえば当然ですが、ちょっと面倒に感じる時があります。


手入れの方法は、意外と簡単
メンテナンスのタイミングは手で触れたときにかさつきを感じたらと言うのが実際的です。
①ホコリをお落とします。
②布にクリームを塗り均等に塗り広げます。
③少し乾かして乾拭きします。乾拭きはティッシュを使う人もいます。
僕も手入れの頻度は多くないので、気づいたらという感じでやっています。
それでも状態が悪くならないのは、置く場所に気を使っているからかもしれません。


気になっている革製品、それがMOTO
MOTOというブランドがあります。エッティンガーやホワイトハウスコックス、グレンロイヤル、GANZO、おおばせいほう、土屋鞄製造所など革製品を送り出す有名なブランドは沢山あります。それらほど知名度は高くないですが、ブランドの流れが少し異色で面白いのです。


どんなブランドか
創業したのは本池秀夫氏。
彼はレザーアーティストとして日本で初めて県無形文化財保持者(鳥取県)として認定されています。その本池秀夫によって 1971年に創業されたレザーブランドが「MOTO」です。
現在は息子に引き継がれ、2020年で創業50周年を迎え、様々な面白い革製品が作られています。


何故ほしいのか、3つの理由
素材、造り、デザインの3点が自分の感覚にフィットしました。
1つ目の素材はマットバケッタレザーです。バケッタレザーは時間をかけてゆっくりとなめされ、革にオイルを加える加脂という工程もじっくり時間をかけて行われています。
オイルをたっぷりを含んでおり、経年変化するとオイルが表面に浮いてきて色味が深まり、艶が増すのが特徴です。革自体も柔らかく初めて手にとったときの手触りの良さは抜群です。
2つ目は造りで、その理由がキーケースです。革自体はもちろんですが、キーをつける造り=機構がシンプルで頑丈です。キーケースにありがちな「パーツが取れる」ような心配もいらなさそうです。見た目もありきたりでないところと合わせて心をぐっと引き寄せられました。
3つ目のデザインはシンプルですが、手のマークとブランドのロゴが小さく型押しされています。
シンプルな中に少し他とは違うデザインがあるさり気なさが購買意欲をそそります。


幾らなら買うのか
キーケースなので5000円くらいで買いたいです。しかし、そこに新品からまもなく感じられる経年変化の体験、予約制で職人が一つ一つ手作業で作っている手間暇とストーリー、さらに革人形職人のブランドということで芸術的なテイストも多少感じさせます。これらが付加価値としてあるので、販売価格の10000円は買う価値ありと考えています。

と言うわけで、欲しいです。

 

MOTOのHPです。

今購入するならこちらから。